町立小学校の大きな挑戦

先ごろ、8月の下旬に東京で「校内ネットワーク活用推進フォーラム」が開かれました。毎日新聞のサイトに詳細があります。
そのなかで、文部科学省が小中学校のITについての統計を発表しています。
気になったのは、IT教育に関して東京がワースト1になっていることです。
校内LANを達成している学校は1割にも満たないし、教えることのできる教師も全国平均をずいぶん下回っているのです。

実は、東京は、情報先進県としての思い上がりがあり、まるでウサギとカメのウサギのように、居眠りをむさぼっていたのではないかと思うのです。いつの間にか、ずいぶんと遅れてしまっていたのです。都道府県の競争なんかどうでもいい、そう思うけれど、問題は、子どもたちです。他県とこんなに格差があるんじゃ、かわいそうです。

そこで思い出すのが、兵庫県揖保川町立神部小学校の例です。
町立です。でも、私が訪ねた5年前にはすでに衛星インターネットを使いこなし、瀬戸内海をはさんだ四国の学校や、ちょいと離れた沖縄の学校、そしてなんと米国の学校とのオンラインでの交流もしていました。
テレビ電話のようにして、リアルタイムに意見交換していたんです。
これは、ショックでした。