カタログの「読み方」

パソコンの違いを見るときに重要なのは、やはりその性能ですね。グリーンサイクルのカタログでも、いくつかの数字がならんでいます。それで、性能をあらかじめ知っておく必要があります。
仕事や趣味にばりばり使う場合は、かなりの高い性能が必要です。ワープロだけなら、それほどの性能は必要ありません。そんなとき、目安になるところを三つの部品別に見ていきましょう。
ポイントになるのは、CPUとメモリ、そしてハードディスクです。使い道によっては、画面サイズも気になるところです。

パソコンの頭脳・CPU

カタログでは種類と数字で表されています。数字の方は、メガヘルツ。パソコンの頭脳といわれているCPUは、この周波数の値が大きいほど高性能といえます。端的に言えば、速いんです。どこまで実感できるかどうかは別として、理論上は速いわけです。
だいたいの目安で言いますと。これは、私の感覚的なモノですが、
▼100〜200 軽い作業ならOK…メールや文章書きです。
▼200〜400 ワープロ作業では、複雑なことをしなければ、満足できます。
▼400〜800 写真などの画像をいじったり、表計算ワープロを合体させるような複雑な仕事でも大丈夫でしょう。
▼800〜2000 金に糸目はつけないぞ、という意気込みが感じられます。ほぼ、仕事や画像、DVDを見るのも、いけます。
▼2000以上 趣味の世界です。ビデオの編集はこのくらいないとつらいでしょう。

もうひとつ、種類があります。これは、最も有名なのが、インテル社のペンティアムです。ちょっとお高めです。同じ会社でセレロンというのが出ています。廉価版といえましょう。個人的に好きなのが、AMD社のアスロンと呼ばれるモノがあります。ペンティアムよりは安いかな、という感じです。そこからは、やはり廉価版のデュロンというタイプのモノも出ています
中古の世界では、AMD社からのK6−2というのがまだまだ現役です。
安心なのは、インテル社のペンティアムだと言われていますが、このあたりは好みもありそうですね。

作業場・メモリ

この世界では、メモリーといわずに、メモリということが多いですね。コンピューターもコンピュータです。英語の発音に近いといえましょう。印刷するときのインクも少し助かるかもしれません。ちなみに、新聞社やテレビ局の用語辞典では、コンピューターとなっていました。が、徐々に、コンピュータが見かけられるようになりました。
それはともかく。メモリです。
これは、もう、いろんな種類が出ています。それを言っていたら、もう、カタログなんか説明だらけになってしまいます。だから、数字だけにしましょう。とりあえず。
CPUは、このメモリの広場の中で作業します。だから、当然広いほうがいいはずです。それを、メガバイト(MB)で表します。ウインドウズの最初の頃は、16メガバイトあれば十分でした。
いまは、32から64MBは欲しいところです。ウィンドウズ98やMEでは、64MBあればいいでしょう。
ウインドウズ2000だと128MB以上あったほうがいいでしょう。ちなみに、この数字の列を並べて気が付くことは、2の何乗かになっているんですね。べき乗と言うべきでじょう。
お買上げのパソコンによっては、あとから自分で増やすことも可能です。
中古メモリを買ってきて、パソコンを分解し、それを差し込んで、さぁ、電源入れて、動くかな、というときの緊張感がたまりません。難しい話になりますが、これも、作業する速さを数字で表していることもありますが、ここでは、まぁ、深入りしないでおきましょう。

倉庫・ハードディスク

この性能も、バイトで表されます。かつては、200メガバイト(MB)なんていうのがありました。そう、10年ぐらい前のデスクトップなんて、そのくらいでした。今は、そのおよそ1000倍(1024倍)のギガバイト(GB)という単位で表されます。おなじ、バイトで表しますが、先のメモリは、CPUの作業場の広さですが、こちらは、データを保管する広さを表します。混同しないでください。
よく、相談を受けますが、「ソフトや画像などのデータをいっぱいれすぎて、重くなっちゃうんでしょ?」。これは、間違いといえます。ソフトやデータをいくら入れても、CPUの作業場は狭くなりません。重くなることはないのです。ただし・・・。混同されるかもしれませんが、メモリが少ないと、ハードディスクをメモリの代わりに流用することがあります。メモリに入らない分を、一時的にハードディスクに「今計算しないから、ちょっと待っていてね」と、控え室に案内するような感じで待避させるんです。だから、メモリが少ないと、よくカラカラとハードディスクが動くことがあります。
問題のハードディスクの目安ですが、普通のお仕事でしたら、10GBもあればいいでしょう。もちろんあるに越したことはありません。近頃、中高年の方々の趣味で写真の編集があります。そういう場合は、あっという間に10GBはいっぱいになってしまうでしょう。
ノートパソコンでも、分解して付け替えることができます。でも、せいぜい、40GBぐらいですね。
最近はやりの外付けならば、使い道も増えそうです。160GBぐらいが、最も単位あたりの値段の率がいいでしょうか。これこそ、時代によってどんどん変わっていきます。

以上で、CPU・メモリ・ハードディスクの三つについて概観しました。
あとは、周辺機器ですね。これは、お使いになる目的でやはり考えた方がいいですね。中古パソコン購入後後悔しないようにも…。

ご質問お待ち致しております。
以上は、経験値をもとに書いております。とくに、体感速度については、人それぞれですから、一概にはいえないと言うことを付け加えておきます。