思わぬ落とし穴

数年前、いえ、もう10年以上もたちますか、デジタルデバイドという言葉がはやりました。
パソコンを使えないのは、所得の低い家庭、あるいは、高齢者・・・その方たちにも、等しくデジタルの恩恵を、そんな発想だったと思います。
ところが、今になってみますと、この、大都会の東京が最もデジタルデバイドされているといえる状況になってしまったのです。
いま、私はある教育機関の公式サイトを立ち上げ、その管理を任されています。そうです。念願の情報ボランティアとして、です。たったひとりの、情報ボランティアです。どんなページにしようか楽しみではあるのですが、寂しくもあります。
さらに、ある青少年育成団体のサイト立ち上げを依頼されました。問題は、ITのメリットを享受したことのない方たちが多くて、そのメリットをどう説明しても、本質的には理解されないだろうな、そんな気分にもなっています。

でも、あくまでも、目的は、次代を担う子どもたちのためです。ただ、サイトを立ち上げればそれでいいというわけではないでしょう。最も大切なのは、どう使いこなすか、そう、最近いわれているよくわからないけど、どうも大切らしい「リテラシー」をみんなで勉強することなのかもしれない。それも、講習会形式ではなく、自然と身に付くようになったらいい、そう感じます。

そうです。デジタル化が全てに勝るとはいえないかもしれません。でも、政府や自治体がデジタルで情報を提供し、公開し始めている今日、デジタルデータを享受できないでいるのは、やはり、問題でしょう。知らなければ、不幸と感じないかもしれませんが・・・。

台風から、ずいぶん話がそれてしまいました。台風もそれてくれるといいんですが。
まだまだ、災害は私たちを狙っているようです。備えあれば・・・ですね。
中古パソコンをぜひ、ご活用ください。