初心にかえると見えてくる

以前、初心者の方が一台目に購入するパソコンとしては、中古パソコンはお薦めしない、そう書きました。でも、例外があります。それは、どんな場合でしょう。
実に簡単なことです。その人に、使いこなしてやるぞ!という、やる気がある場合です。その気持ちさえあれば、中古パソコンを活用することもできるし、中古を使い込むことで、新品購入金持ち勝ち組ユーザーよりもパソコンに習熟することができる可能性があるんですね。
パソコンは、ご存知のように、タダの箱、いえ、無料という意味ではなくて、ソフトがなければ何の役にも立たないという意味です。必要なソフトを入れ、それを使いこなすことで初めてパソコンとしての役割が発揮できるということです。基本ソフト(OS)だけでは、そう、ほとんど何もできない・・・といえます。基本ソフトに応用ソフトを上乗せしなくてはならないのです。

すると問題は、ただの箱にどんなソフトを入れ、いかに使うかということになります。
新品パソコンは、多くの場合ソフトがこれでもかこれでもか、というくらいに入っています。その中には結局最後まで使わないソフトもあるかもしれません。そんなユーザーをかなりあちこちで拝見します。まぁ、あることを知らないから使わなくても不幸にはならないわけで、敢えてそれらの存在を知らせる必要はないでしょう。でも、もったいないことです。
同じように不要なソフトを詰め込んだとしたら、中古パソコンの場合には、それこそ死活問題です。なんせ、ハードディスクは狭い四畳半一間だし、CPUやメモリもかつての洟をたらした腕白坊主状態です。あまり要求が過大に過ぎると、星飛雄馬のお父さんのように、ちゃぶ台をひっくり返すかもしれません。・・・なんのこっちゃ。でも・・・。

中古パソコンだって、狭いし、非力ですが、ソフトを適切に選ぶことによって生き返るのです。とくに、後に述べる軽快な「エディタ」を使うと、グリーンサイクルで1万円ぐらいで販売している中古パソコンだって、じゅうぶんに使えるんだということが実感できるはずです。